安衛法 第六十七条 (健康管理手帳)

(健康管理手帳)
第六十七条  都道府県労働局長は、がんその他の重度の健康障害を生ずるおそれのある業務で、政令で定めるものに従事していた者のうち、厚生労働省令で定める要件に該当する者に対し、離職の際に又は離職の後に、当該業務に係る健康管理手帳を交付するものとする。ただし、現に当該業務に係る健康管理手帳を所持している者については、この限りでない。
2  政府は、健康管理手帳を所持している者に対する健康診断に関し、厚生労働省令で定めるところにより、必要な措置を行なう。
3  健康管理手帳の交付を受けた者は、当該健康管理手帳を他人に譲渡し、又は貸与してはならない。
4  健康管理手帳の様式その他健康管理手帳について必要な事項は、厚生労働省令で定める。

(病者の就業禁止)
第六十八条  事業者は、伝染性の疾病その他の疾病で、厚生労働省令で定めるものにかかつた労働者については、厚生労働省令で定めるところにより、その就業を禁止しなければならない。

(健康教育等)
第六十九条  事業者は、労働者に対する健康教育及び健康相談その他労働者の健康の保持増進を図るため必要な措置を継続的かつ計画的に講ずるように努めなければならない。
2  労働者は、前項の事業者が講ずる措置を利用して、その健康の保持増進に努めるものとする。

【試験問題】
次の説明は、労働安全衛生規則に定める衛生基準に関する記述である。
事業者は、労働者が有効に利用することができる休憩の設備を設けるように努めなければならない。 【解答】○

労働者は、前項の事業者が講ずる措置を利用して、その健康の保持増進に努めるものとする。 (労働安全衛生法 69条2項)
「努力義務」である点、注意が必要ですね。
(休養室等)
第六百十八条  事業者は、常時五十人以上又は常時女性三十人以上の労働者を使用するときは、労働者がが床することのできる休養室又は休養所を、男性用と女性用に区別して設けなければならない。
も有ります。
◎(休憩の設備)
第十九条  事業者は、労働者が有効に利用することができる休憩の設備を設けるように努めなければならない。
◎(睡眠又は仮眠の設備)
第二十条  事業者は、夜間、労働者に睡眠を与える必要のあるとき、又は労働者が就業の途中に仮眠することのできる機会のあるときは、適当な睡眠又は仮眠の場所を、男性用と女性用に区別して設けなければならない。
2  事業者は、前項の場所には、寝具、かやその他の必要な用品を備え、かつ、疾病感染を予防する措置を講じなければならない。
[事務所衛生基準規則
(昭和四十七年九月三十日労働省令第四十三号)

(体育活動等についての便宜供与等)
第七十条  事業者は、前条第一項に定めるもののほか、労働者の健康の保持増進を図るため、体育活動、レクリエーションその他の活動についての便宜を供与する等必要な措置を講ずるように努めなければならない。

(健康の保持増進のための指針の公表等)
第七十条の二  厚生労働大臣は、第六十九条第一項の事業者が講ずべき健康の保持増進のための措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るため必要な指針を公表するものとする。
2  厚生労働大臣は、前項の指針に従い、事業者又はその団体に対し、必要な指導等を行うことができる。

(健康診査等指針との調和)
第七十条の三  第六十六条第一項の厚生労働省令、第六十六条の五第二項の指針、第六十六条の六の厚生労働省令及び前条第一項の指針は、健康増進法(平成十四年法律第百三号)第九条第一項に規定する健康診査等指針と調和が保たれたものでなければならない。

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関連条文

  1. 安衛法 第百九条 (地方公共団体との連携)

  2. 安衛法 第三十一条 (注文者の講ずべき措置)

  3. 安衛法 第十五条 (統括安全衛生責任者)

  4. 安衛法 第六十六条の二(自発的健康診断の結果の提出)

  5. 安衛法 第十条 (総括安全衛生管理者)

  6. 安衛法 第四十四条 (個別検定)

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